ゴー宣DOJO

BLOGブログ
ゴー宣ジャーナリスト
2023.12.9 07:00ゴー宣道場

介護保険制度に救われた私

一週間のご無沙汰でした、ゴー宣ジャーナリストのよっしーです(^^)

突然動けなくなった母の介護に直面した私は、介護保険制度を調べ始めました。

【介護保険制度とは?】
簡単に言うと、
今まで親族でやっていた介護負担を軽減し、社会全体で介護を支える仕組みで、2000年4月にスタート。
主な資金源は40歳以上から徴収する介護保険料と税金で、介護サービス料の本人負担は安く抑えられている。
施設利用だけでなく、家事支援(掃除・買い物・調理など)、介護用具(手すりなど)を安く買えたり借りられるなどもあり、介護者の介護離職を防ぐ目的も!
制度を利用するには、どこの地域にもある地域包括支援センター自治体が取りまとめています。

厚労省の介護保険制度案内↓
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000614771.pdf

凄く良いではないですか、介護保険制度!
この制度を作った人、エライ!!!

誰もが必ず訪れる老いは、誰かの助けが必要になってきますが、介護する家族の負担も大きく、多くは女性がその役目を担っています。(もちろん、男性が介護するケースも)
厚労省調査によると、主な介護者は50代〜70代で、なんと約7割が女性!

2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/05.pdf

この分析をみると、
介護者は同居の配偶者女性(妻)同居&別居の子供女性(娘)が多い様子。
多くは、介護必要な夫は妻や娘に、介護必要な妻は娘(夫や息子ではない)に介護をお願いしている様子がみえてきますね〜

なるほど〜、男女共に「介護は女性」にやってもらいたいのが本音なのね〜(笑)

しかし、今は仕事をする女性が増加し、女性ばかりに頼るのは難しい時代に。
助けてくれる家族が近くにいなかったり、自分も介護が必要なくらい高齢の配偶者が介護をするケースもあり、家族だけで介護をするのは厳しい時代です。
介護の心理的負担も大きく、稀に介護疲れで殺人事件に発展してしまうニュースも(T ^ T)
大事な家族とはいえ、介護を長期にやるのはキツイものです。
自分の時間や仕事も大切にしたいし(←これ大事)、もし介護のために仕事を辞める事になれば介護者の生活基盤が脅かされることもあるし、共倒れになったら本末転倒です。
ましてや、老いた自分が老いた配偶者を介護するのは体力的&精神的にかなりキツイでしょう。(老老介護)

そんな時、介護のプロ(ケアマネージャーさんなど)が相談に乗ってくれて、適切な介護保険サービスを案内してくれる事がどんなに心強いか!

この制度を利用して介護認定を受けた一人暮らしの高齢母は、
・ヘルパーさんの家事支援
・手すりなどの介護器具を安く取り付け&レンタル
・腰痛予防の運動ができるデイサービスに送り迎え付きで安く通う
など、様々なサービスを受けられるようになりました。
ケアマネさんも定期的に様子をみに来てくれて安心だし、コチラの不安を次々と解消する提案をしてくれるから、ケアマネさんが私には天使にみえる!

ただ、この制度を利用するにあたって1番のネックは、介護が必要な本人が、
・自分はまだ介護が必要なほど老いてはいない!(心理的拒絶・プライド
・他人より家族に世話してもらいたい(願望
・介護は家族がするものだ(昔からの思い込み・因習?
・家に家族以外の人が入るのはイヤ!家の中を見られたくない!恥ずかしい!(羞恥心
などの理由で、介護が必要な本人が介護保険サービス利用に抵抗感を持ってしまう事かもしれません。

介護保険サービスに馴染みがない高齢母も、上記のような理由で最初は嫌がっていましたが、
「じゃあ、誰がやるの?私は仕事を休むのは難しいし、掛け持ちで自営の仕事もやっているし、5人分の家事もあるんだよ。悪いけど私1人では現実的に無理なんだよ…。(母よ、わかっておくれ!)」
という私の一言で目が覚めたようです。

そして、「親なのに他の人に世話を任せるの?薄情では?」という日本人的世間の同調圧力や、介護者が親族以外の人に介護をお願いする事に過剰に罪悪感持つこともあって、これもかなり問題だと思う。(日本人的アルアルですね〜)

初めは抵抗があった母も今は慣れて、ヘルパーさんと楽しく会話したり、デイサービス通いの運動も楽しむようになりました。
私も週1回母の様子を見にいく程度で仕事に支障が出る事もなく働けて、介護保険制度は本当に助かっています。

この制度の問題も多々あるでしょうが、家族の介護負担が軽減される公的制度がある事は、突然当事者になった私としてはとても心強かったのです。
全国の介護従事者の皆さん、ありがとう(≧∀≦)

今回、介護保険制度を利用する家族の目線から書いてみましたが、介護保険制度をよく知らない人も多いのでは?
皆さんも、突然自分が介護の当事者になった時、このレポートを思い出してみて下さいね。

介護に直面したら地元の「地域包括支援センター」へGO!
介護保険制度をフル活用して明るく乗り切ろう!

専業主婦の減少や家族形態&時代の変化と共に、『介護=親族でするもの』という固定観念は因習になっているのかも?
日本は、昔のように親族だけで介護する時代ではなくなっていますよ(^^)

 

 


 

【トッキーコメント】
よしりん先生には非常に不評の介護ネタですが(笑)、必要な方のお役に立てばと思います。
来週の土曜は別の話題になります!(もう原稿もらってます)

ところで、昨日の大須賀氏のブログ見て気づいたのですが、この「ゴー宣ジャーナリストブログ」にも、タイトルがないですね?
なんかつけた方がいいですかね? それとも、もう「ゴー宣ジャーナリストブログ」というタイトルってことにしちゃいましょうか?

 

 

ゴー宣ジャーナリスト

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ